3D細胞培養は従来の2D培養と比較して、組織微小環境を模倣していると考えられ、また、3Dスフェロイドは、組織内における細胞増殖や分化などを生体内に近い環境下で解析できると考えられています。このような実験が増えるにつれて、実験結果の再現性や効率性を向上させる方法の需要が高まっています。特に、実験結果を再現性のある画像ベースで評価するためには、プレートリーダーと自動分注機(ワークステーション)と互換性のある方法が必要です。
このアプリケーションノートでは、化合物の有効性を評価するためにテカンの自動分注機Fluentを使用して磁化したスフェロイドを構築し、D300eデジタルディスペンサーを使用して様々な濃度で化合物をスフェロイドに添加した後に発光ベースの細胞生存率評価によりスクリーニングを行いました。
また、スフェロイドの形成過程をSpark Cytoマルチモードリーダーを使用して、画像解析による品質管理を実施し、信頼性の高いスクリーニング結果を確保しました。
Fluent、D300e、Spark Cytoを3D 細胞培養に組み合わせることで、ワークフロー全体の再現性を向上させます。
※本文は英語です。
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