悪性の皮膚扁平上皮癌(SCC)は、希少な遺伝性皮膚疾患である劣性ジストロフィー性表皮水疱症(RDEB)に罹患している患者に特に頻繁かつ早期に発生し、高い死亡率を引き起こします。 外科的切除以外の治療選択肢は限られているため、新たな治療法の確立が求められています。最近の戦略として他の疾患に対してすでに承認されている化合物のin silicoスクリーニング(適用拡大)を通じて、RDEB患者向けの新規抗がん剤を特定することが主流となってます。
しかし、in vivoモデルで化合物を検証する前に薬剤候補の有効性を細胞ベースの in vitro アッセイで検証する必要があります。in vivoモデルへ移行した際に想定される結果とは異なる結果になる確率を下げるために、in vitroアッセイでは精度高く評価できる系でなくてはなりません。
このアプリケーションノートでは、マルチモードプレートリーダーSpark Cytoの明視野および蛍光イメージングと生存率および毒性アッセイを組み合わせた細胞ベースアッセイついて紹介しています。
このような方にお勧め
- プレートリーダーの実験結果と明視野・蛍光イメージングとを同時測定し実験データの信頼性を高めたい方
※本文は英語です。