モノクローナル抗体はバイオ医薬品として研究開発されているものの、膨大な数のサンプルをスクリーニングする必要があります。これには、IgG抗体およびFc領域を含むタンパク質の濃度定量には、正確で迅速かつハイスループットなメソッドが必要です。このようなタンパク質の濃度定量における現行のワークフロー(HPLC、表面干渉法、ELISAおよびTR-FRETを含む)では、高コストで解析に多くの時間を必要とするなどの欠点があります。
Valita™TITERアッセイは、細胞培養上清中のIgG抗体およびFc領域を含むタンパク質の直接的な検出と定量において、高い正確性と効率性の高いソリューションを提供します。このアッセイは、蛍光偏光の測定によるProtein GとIgG抗体およびFc領域との相互作用を検出します。直線性の濃度範囲は2.5~100 mg/Lであり、96-ウェルフォーマットで供給されるため、高感度で直ぐに実験を開始することができます。
本アプリケーションノートでは、Spark®およびInfinite®200 PROマルチモードプレートリーダーを用いて、Valita TITERアッセイキットによるIgG抗体やFc領域を含むタンパク質の濃度定量を実施する最適なプロトコールを紹介しています。
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