技術資料・マニュアル/ Document

【導入事例】大都市における新型コロナウイルスや微生物のゲノム変化の追跡

自動分注機による核酸抽出の自動化とゲノム変化のデータベースによる追跡システムの構築

【導入事例】大都市における新型コロナウイルスや微生物のゲノム変化の追跡

2003年にヒトゲノムが解明されてから、遺伝子発現だけでなく、翻訳後修飾といったエピジェネティックな変化も疾患の発症において重要であると理解されています。

Weill Cornell Medical Collegeで研究を行っているChristopher E. Mason教授は、癌から新しいウイルスに至るまで、あらゆるものによって引き起こされるゲノム変化やエピゲノム変化をデータベース化する新しい技術を開発しました。これらのツールは、SARS-CoV-2ウイルスのゲノム変化を解析することで、ゲノムレベルでのウイルスの追跡が可能となり、クラスターの追跡やウイルスゲノムと症状や予後との関係を予測できるようになりました。

MetaSUBプロジェクトでは、テカンの自動分注機Fluentを応用したDreamPrep NAPを使用して、核酸抽出を自動化し、独自のデータベースを用いて、新型コロナウイルスや微生物の変化を追跡しました。自動化導入により、今まで行ってきた手動での実験の何倍も速く正確に結果が分かるようになりました。

このインタビューでは、地下鉄などで採取した大量のサンプルから正確に素早く核酸抽出するという課題に対して、自動分注機が果たした役割を説明しています。

※本文は英語です

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