DNAシーケンス技術の発展により、病原体の特定や遺伝的疾患リスクに関する知見など様々なライフサイエンスに関する情報が解明されています。
イギリスを拠点にしているOxford Nanopore Technologies社(ONT)は、これまでより大幅に長いDNA断片の遺伝コードを解読する、ロングリードシーケンシングプロトコールを開発しました。 これにより、すべての構造多型の検出や複雑なコピー数多型の同定、さらにはメチル化パターンの解析が可能となり、包括的なゲノム情報を得られるようになりました。
本テクニカルノートでは、ONT社Ligation Sequencing Kit XL V14(LSK114)を用いて、DNAシーケンシングライブラリーのマニュアル調製と、DreamPrep NGSプラットフォームによる自動調製を比較しています。ハイスループットかつ最小限の操作によるDreamPrep NGSのライブラリー調製ワークフローにより、ライブラリーの一貫性と再現性を向上させることを実証しています。
このような方にお勧め
・ロングリードDNAライブラリー調製の自動化を検討している方
・ロングリードDNAライブラリーの品質/一貫性に課題を感じている方
・ゲノム異常に起因する疾患の病態メカニズムを解析している方
・Whole genome-seqでS/N比の高いデータを取得することに課題を持っている方
【その他関連資料】