次世代シーケンシングは、感染症や遺伝的・エピジェネティック的変化に起因する疾患の理解、検出、治療を劇的に変え、進化やゲノムダイナミクスに関する新たな知見をもたらしています。
ゲノム構造の解明には数万塩基に及ぶ高精度のリードが必要となりますが、PacBio社開発のロングリードHiFiシーケンシングプロトコールはそれを可能にし、集団全体のゲノム多様性を卓越した精度で解析できると同時に、ヌクレオチド多型、構造多型、エピジェネティックな特性の検出ができるようになりました。
本テクニカルノートでは、DreamPrep NGS CompactプラットフォームにPacBio社SMRTbell® prep kit 3.0を使用して、DNAシーケンシングライブラリーの自動調製について説明しています。
このような方にお勧め
・ロングリードDNAライブラリー調製の自動化を検討している方
・ロングリードDNAライブラリーの品質/一貫性に課題を感じている方
・ゲノム異常に起因する疾患の病態メカニズムを解析している方
・Whole genome-seqでS/N比の高いデータを取得することに課題を持っている方