技術資料・マニュアル

【アプリケーションノート】タンパク質消化とペプチドクリーンアップを含む迅速なプロテオミクスサンプル調製

Automating the iST-PSI PreOmics workflow on the Freedom EVO 100 and Resolvex A200

【アプリケーションノート】タンパク質消化とペプチドクリーンアップを含む迅速なプロテオミクスサンプル調製

プロテオミクス研究は、正常細胞と異常細胞を比較することで疾患の病態メカニズムを明らかにすることができ、疾患に関係する薬剤標的分子の探索や疾患バイオマーカーの同定を行うことが可能です。

液体クロマトグラフィー質量分析 (LC-MS) は、サンプル中に含まれる多種多様なタンパク質をハイスループットで同定および定量を可能にしますが、LC-MSを行う前のサンプル処理では煩雑な工程が課題になっています。効率的なタンパク質抽出、酵素消化、サンプルのクリーンアップなどを最適化し、多サンプル処理を行うにはハイスループットのサンプル前処理自動化ワークフローを確立することで研究の効率性を向上させます。

本アプリケーション ノートでは、サンプル前処理装置Resolvex A200によるペプチド精製を含む、自動分注機器Freedom EVO 100ワークステーションを使用した高スループット iSTPSI PreOmicsワークフローについて説明します。 この自動化されたワークフローにより、細胞溶解物、血漿、精製タンパク質など、最大96サンプルを1回で処理できるようになり、全体の実験時間を短縮できます。

このような方にお勧め

  • LC-MS/MSやLC-TOF MSなどでタンパク質の分析している方
  • 抗体医薬の薬物動態を研究している方
  • バイオマーカー探索や薬剤の新規標的分子の探索を行っている方

※本文は英語です。