細胞ベースのアッセイで薬剤の効果を正しく理解するには、濃度・時間依存的な応答を解析する必要がありますが、通常、薬剤の適切な濃度範囲や処置時間を特定するのは手間と時間を要す作業となります。
しかしながら、D300e デジタルディスペンサーを使用することで、ピコリットルレベルで化合物を正確に添加でき、わずか数分間で幅広い濃度範囲(0.2 nM ~ 1 μMなど)での化合物処置が実現します。
さらには、Spark Cytoマルチモードプレートリーダーの細胞培養機能や生細胞イメージング機能を併用することで、標準培養条件下(37℃・5% CO2)における細胞増殖をモニターすることができます。
これらの機器を用いて、細胞培養をし続けながら細胞に対する薬効評価を1時間ごとに行い、最大48時間追跡しました。
生細胞の経時的変化の長時間追跡を自動化することに興味のある方にお読みいただきたいテクニカルノートです。
【関連資料】