演題:抗菌薬治療の最適化~薬剤耐性菌(AMR)の迅速かつ柔軟な検出~
Certest Biotec社とテカンの協業による核酸抽出およびPCR セットアップ用自動化ワークステーションの開発
演者:Cristina Excolar博士 (Certest Biotec), Pablo Sanz氏 (Certest Biotec), Colin O’Connor氏 (GenomeWeb)
所要時間:約40分
言語:英語(日本語字幕付き)
”サイレントパンデミック”と称される微生物の薬剤耐性(AMR; Antimicrobial resistance)の獲得は、21世紀における世界的な公衆衛生上の大きな懸念です。本ウェビナーでは、人類の感染症との闘いの歴史から、抗菌薬の作用メカニズム、微生物の薬剤耐性獲得のメカニズム、その公衆衛生に対する問題点など詳しくお話いただいています。AMRへの対策としては、抗菌薬の使用法の見直しは必須ですが、耐性株の迅速な検出も重要です。このような状況を背景に開発されたCertest Biotec社VIASURE V-Flexは、患者検体から細菌由来の核酸を抽出し、リアルタイムPCRの前処理までを自動化することで、耐性株の迅速な検出というニーズに応えます。
Certest Biotech社は2002年にスペインで設立されたバイオテクノロジー企業で、主に体外診断(IVD)用試薬や、最近では医薬品の開発も行っています。同社の試薬は凍結乾燥されており、コールドチェーン(低温物流)不要という強みを持っています。同社は、専用装置の開発にあたり、IVD業界だけでなくライフサイエンス分野においても自動化やOEMの経験が豊富なテカンをパートナーとして選定。パートナー企業同士がお互いの強みを活かし協業することにより最大化することのできるシナジー効果についてもお話いただいています。
このような方にお勧め
- 臨床において細菌の薬剤耐性株を研究されている方
- 微生物の薬剤耐性(AMR; Antimicrobial resistance)に興味のある方
- 感染症免疫学や予防学に興味のある方
- IVDやライフサイエンス分野での前処理工程の自動化や装置の受託開発に興味のある方